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2005年11月15日

ツールド沖縄ワンツーフィニッシュ!

10月23日(日)
レース名  : ツールド沖縄
カテゴリー : UCI 1-2
場所    : 沖縄県名護市
距離    : 200km
参加選手  : 田代恭崇、鈴木真理、福島康司、井上和郎、佐野淳哉
大会ホームページ
http://www.tour-de-okinawa.jp/

シーズン最後のレース。この大会ではブリヂストンの選手が優勝したことが無いらしい。
沖縄輪業から優勝を望む声に毎年、耳が痛い。
今回は田代、鈴木をエースとしてレースに望む。
シーズン最後に200kmは長く、後半までいかに力を温存するかが勝敗を握る。
例年は数人が前半から逃げてコースがきつくなる後半150kmほどで捕まりそこから勝負になる事も多いが、もちろん前半10人ほどになると逃げ切る可能性もある。
アンカーは前半から福島が逃げ、人数が多い時には井上が入り、田代、鈴木は後半に温存し、佐野(淳)はアシスト要因として中盤に備える。前半から人数が多すぎる場合には田代も動いていく作戦で望む。外国勢も日本勢もメンバーがやや薄く、前半からでも人数が多ければ決まってしまう可能性が高いと思われる。
天候は曇りで例年より暑い。日が昇り始める午前7時に約100名がスタート。午後に雨の予報が出ている。
スタート直後からアタックと例年の展開。海岸沿いを50km以上のスピードで進む。福島(康)が数人で5秒先を行き、更に井上が10人ほどで前に行き、その後にミヤタの列車に乗り田代が入り29名逃げが出来、後続は一瞬にして見えなくなる。スタートして10kmほどだ。嫌な予感が当たった。ほぼ全チームが入り、海外の有力選手ワンカンポ、ジャイアントチームが全員乗り遅れた。
後続との差の情報がなかなか入らない。福島(康)、井上の2人にはローテーションに入ってもらい後半に備えて田代は様子を見ながら混ざる。3人乗っているのはアンカーにミヤタは柿沼、綾部、高野、シマノは廣瀬と辻の2人。愛三は新保、別府。キナンは橋川、広瀬。ユーキャンは田中、室井。
50kmほど走り本部半島を過ぎると後続とは8分ほどに開きチームカーは既に先頭グループの後ろに来ている。
シマノ廣瀬に3分差でジャイアントのマッキャンらが3人で追っているからどうするかと相談されるが大集団で終われているのなら困るが少人数なら問題ない。
こっちは30人いて時速45km近く出ているのでこのままで大丈夫と声をかけて進む。
最初の普久川ダムの登りも普通のペースで進むがアシストでこれまで結構引いていたメンバーは遅れる選手も出てくる。頂上前で外人が3人ほどでアタックして抜け出すが
頂上前で捕まり、カウンターで福島(康)がアタック。30秒ほど差を付けて辺戸岬に向けてのアップダウンが始まる。差は1分まで開く。先頭グループは20名弱、一定ペースで進む。井上、田代は後方待機。辺戸岬を過ぎて海岸線に出ると風が強く雲行きが怪しい。
チームカーからこの先は土砂降りとの情報が入りウインドブレーカーを取りに帰り羽織る。
普久川ダムの登りの手前で福島(康)が捕まり登りに入る。雨はバケツをひっくり返したように降り続ける。他チームはかなり焦っている様で登りで攻撃をかけようとしている。藤野監督からは普久川ダムを過ぎてからが勝負だと何度も無線が入り井上にも落ち着かせる。他チームの攻撃に合わせていく中、福島(康)が遅れて中腹では既に10人ほどになり雨は凄い。頂上前3kmほどで別府がアタックをかける。頂上手前は下りがあり土砂降りの中、沖縄は雨が降ると路面が滑るので注意して進む。これから60kmがとにかくコースがきつい。別府とのタイム差は50秒。普久川ダムを過ぎて最初の登りがきつく、そこで試しにアタックをかけてみると反応できる選手がいないので単独で別府を追う。
藤野監督からこれからがきついから距離を考えて冷静に走れと無線が入る。
4kmほどかかり別府に合流。井上は休める展開になるので好都合。
このあたりでようやく雨が止んだ。
2人で40秒差を付けて進む。無線で次の展開で後半に向けて井上に単独で前を追わせるように無線で伝える。残り30kmで井上を含む廣瀬、橋川、ポーランド人が追いつき
井上が単独アタックをかける。最後の登りに向かう一番皆が嫌なところで抜け出し
50秒の差を付けて東側の海岸線を進む。最後の源河の登りの後の平坦が長くきついので1人ではきついので監督と無線で相談して登りで田代がアタックをかけることを井上にも伝える。井上を追う4人もかなり脚に来ている。登り口でアタックをかけて単独で井上に追いつき2人で最後の源河を登りきり海沿いにでてタイム差は1分20秒。残り10km少し。
後は2人で励ましあいながら進む。藤野監督からは安心できないから集中していけと無線が入る。最後は後続に3分の差を付けて2人で手を上げてゴールとなった。
田代、井上の順でゴールしワンツーフィニッシュを決めシーズンに幕を下ろした。
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投稿者 webmaster : 2005年11月15日 10:36

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